温泉de卓球

Studio B-ROOM アクション(?) Win


☆温泉=卓球=定番(?)

 何といいますか、「温泉」とくれば「卓球」、というのが定番のようで。
 マンガでも島本和彦が温泉で卓球なマンガ(タイトルは失念・・・)を描いていますし、とりあえずここでは「温泉といえば卓球」が定番という事で話を進めます。
 ・・・そこ、「殺人事件」とか「不倫」とか「酒」とかつっこまないように。

 ともかく、早い話が温泉で卓球で、しかも勝負には「ご褒美」がつきもの、となれば当然「脱衣で勝負よーっ!!」ってのがこのゲームの主旨です。

☆技術のムダ使いは楽しい!?

 で、このゲーム、実はPCの動作環境をある程度選びます。
 具体的に言えば「3D機能があるのが望ましい」、というか3D機能がない環境では動作保証していません。
 といいますのは、卓球の部分を3D(ポリゴン)で作っているからなんですね。
 私も最初にこれを見たときは「・・・普通こういう内容に3D機能を使うかなぁ?」と思ったけど、遊んでみると、この方法が結構うまくいっているということに気付きました。実際にゲームになっているし、こういう3Dの使い方もアリなんだな、と認識させられます。

 元々3D(ポリゴン)の特徴は、うまく(正しく)使えば「空間」を表現出来ることにあります。
 つまり、物体の「手前」「奥」「回り込み」などの移動を表現したりするのに向いているのですが、この「温泉de卓球」のような使い方はまさに「考えつきそうで案外考えない」やり方でした。

 何かというと、まず空間に一枚の板を置きます。これが卓球台ですね。
 そして空間に「球」を置きます。そうして自分と相手との間で交互に球を打っていく・・・のですが、ここでちょっとした工夫があって、「自分が打ち返す時は常に同じ場所へ打ち返す」ようになっています。
 もちろん相手が打ち返すときは目指す場所が変化するようになっているので、これがゲームの基本になります。
 じゃ勝敗はどうするの、と思うでしょうが・・・相手には体力メーター(のようなもの)があって、打ち返す時にメーターが減っていき、それがゼロになったら相手が自爆して(笑)相手の負けが決定、という具合になっています。

 実のところ「すげぇ!!」って言うような3Dの使い方ではないけど、ゲームシステムにマッチした使い方ではあるし、何気なく「しっかりした」システム(表現)になっているのは確かですね。
 こういう、地味ではあるけどしっかりした(ちゃんとした)ゲームは結構好きです。

☆コンピュータならばでのイカサマ(笑)

 さて、先にも述べたように基本としては、CPUもプレイヤーもただ打ち返し合うだけですが、それだけではもちろんゲームになりません。
 ・・・という事で、CPUはやっぱりイカサマをしてくるようになるのですが、これがまた「卓球」らしいイカサマでして。

 例えば、「お約束」の「あ、おっぱいが」「あ、パンチラが」といういわゆる「色仕掛け」攻撃(笑)とか、「分身攻撃!」とか「衛星落下(一度画面の外まで高く舞い上がった後に落ちてくる)」などの特殊な打ち方をしてくる事もあります。(注:名前は私が勝手に呼んでるだけです)
 また、「球の軌道が微妙に変わる」などといった変化や、球を打ち返す場所を示す「枠」(これはテンキーに対応しています)への変化−例えば枠の大きさが変化し続けて打ち返しにくくなったり−などといった、システムの変化もあります。
 でも、これらの「イカサマ」もきちんと対応が出来るようになっているんです。はじめのうちはびっくりしたり、「できっかー!!」と思うかも。でも慣れると楽しいんですけどね。

 なぜこれで楽しいかというと、基本的には「アクションゲーム」というよりは「反応ゲーム」だから、というのがあるでしょうね。
 これはゲームのシステムを分解すればわかるんですが、基本的には相手が打ち返した球が移動している特定の時間の間に対応しているキーを押す、というものです。その「時間」が短くなったり長くなったりする、というのが「イカサマ」の基本(例外もあるけど)。
 でも、それではキーを連打していれば・・・?と思えば、実はキーは一度押したら、その後ほんのわずかの間だけは他のキーを押しても反応しないようになっています。これがプレイヤーのリスクですね。(相手のリスクは体力メーターですね)
 だからこうしたわずかな間に素早く反応するのが楽しいように出来ているんです。これはタイピングゲームとも共通するものがあるでしょうね(原形は「もぐら叩き」と一緒ですね)。もっとも、こっちはテンキーしか使わないのですが。

☆結構楽しいけれど

 このように、結構楽しいゲームではあるのですが・・・
 ストーリーモードが特にちょっと長いかな?と思います。出来ればストーリーモードでは途中セーブを入れて欲しいと思いますし・・・それ以外では特に不満はないのだけれど。
 実際息抜きにはいい感じだと思います。

 最後に、動作環境について。
 基本的には3D機能が搭載されているVGAカード(VGAチップ)を使っている環境でないと動作保証はされていませんが、とりあえず一応i815内蔵のVGA機能でもちゃんと動いていたことを書いておきます。ただ、やはりちゃんとした3D機能を使える環境の方がエフェクトなども出る分いいと思います。
 もっとも、最近は3D機能のないVGAカードの方が珍しいけど・・・。古いマシンの人は、悪いことは言わないから新しい環境を作りましょう(汗)

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 一応18禁で、Hシーンもあるけど・・・このゲームの場合Hシーン目当てで買うと疲れると思う(苦笑)


うしとら
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