となりのお姉さん

にくきゅう AVG Win


☆お姉さんを探して十万里(大嘘)

 主人公は久しぶりにアメリカから日本に帰ってきた学生。彼の目的は一つ、小さい頃に憧れていたお姉さんを探し出し、再会する事。そして思いを打ち明けたいと思っているのだが・・・。
 帰ってきてみれば、お隣のお姉さんと幼なじみの姉妹がどうもぼんやりとした記憶にあるお姉さんに一番近いようなのだが、その事を直接聞く訳にもいかないし、どうしたものかな?
 しかも「お姉さん」らしき人があちこちにいるし、さて誰が憧れのお姉さんなのでしょうか?
 そして主人公の童貞を狙う女性があちこちに出没し、隙あらば主人公を拉致したり誘惑してきたり・・・
 さて、主人公の運命やいかに!?

 つまるところ一言で言えば「あなたは無事童貞を守り抜き、憧れのお姉さんを見つけだす事が出来るでしょうか?」という事です(苦笑)

☆どこか妙な世界が舞台

 という感じで、とにかく変なキャラがいっぱい出てきます。例えば主人公の父は出会う度に「○○とXX、どっちがいいか?さあ選べ!」と言ってくるので選んだら「ではこれをやろう!」と言うかと思えば、ある時は「そうかっ!選んでくれてありがとよ!」と自分で食べてしまったり(笑)最初にこれを見た時には「えーーー!?くれるんじゃないのかぁぁぁぁ!?」とつっこんでしまいましたが(苦笑)
 他にも「本名を呼ぶと本気で怒る女性教師」(ちなみに本名・・・「はな・・・(バキィッ)」)とか、「主人公を前世の恋人と思いこむオカルト趣味の生徒」とか、枚挙にいとまがないほどです(笑)。
 しかし、一応そんなキャラばかりでなくマトモなキャラもいます。そして、こういうキャラが当然主人公の「憧れのお姉さん候補」になっている訳です。
 そして、街を歩きまわって「憧れのお姉さん」の情報を探し回る事になります。というのも、どの「お姉さん候補」もみんな「小さい頃男の子がいて・・・」とは口にするものの、それが主人公の事なのかはまだわからないからなのです。
 そんな感じで、主人公を歩き回らせて自力でお姉さんを探し出すのがこのゲームの基本となっています。

☆ストーリーとシステム

 そんな訳で、ストーリーは結構笑えたりするシーンも多いです(というか、このゲームは基本的にギャグだと思う)。ついでに、お隣のお姉さんを狙って行動した時に、最後の最後で失敗した時のストーリーは結構「リアル」です(というかシャレにならない展開というか・・・(汗)見ていて泣けます。感動という意味じゃなくて・・・あまりにみじめで・・・)。
 しかしシステムがちょっと、環境を選ぶような・・・。このゲームは基本的に800x600の画面モードを使うように設計されているようなんですが、実際にはウィンドウを全部開くのなら1024x768ぐらいはないとかえって見にくいと思うし、初期状態の時点でメッセージウィンドウがゲーム画面に覆い被っているのがちょっと・・・。1024x768以上の画面モードにしないとちょっと遊びにくい(楽しみにくい)かなぁ、という印象です。逆に言えば、1024x768以上なら結構快適になるはずですけどね。
 それと、システムの「仕様」がちょっとなぁ、と思ってたらそこを逆に利用したちょっとしたセリフもあったりするので全体としては不満も少なめかな。人にもよりますが。
 あと、ストーリーの進め方とかが始めのうちはちょっとわかりにくいので、注意が必要です。
 まぁ・・・「バカゲー」として買うならいいかも。基本的にそういう感じでゲームを進める事になるし。

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 まだコンプリートしていないんですが、とりあえず一通りプレイした後の感想です。
 しかし話の進め方がわかりにくいのは勘弁して欲しいなぁ・・・。システム上仕方ないとはいえ、慣れないうちは「クソゲー?」と思ってしまう人も多いと思うし・・・
 興味があるのなら買ってもいいかもしれないけど・・・間違っても「名作」ではないです。「迷作」なら合っていると思いますが。「バカゲー」が好きな人にはおすすめです。