母娘どんぶり

びーにゃん AVG Win


☆「変」な18禁ソフト

 いきなりですが、この「母娘どんぶり」はいろんな意味で「変」な内容です。
 例えば、あらすじだけでも結構変なんですが・・・百聞は一見にしかず、って事で少し書きますと

 主人公がある日、風呂に入ろうとしたらそこには義妹が先に風呂に入っている所だった。
 当然ながら「お兄ちゃんのばかぁ〜!」と妹は叫びながら出ていってしまう。主人公は「(事故とは言え)義妹の裸を見てしまった・・・」という罪悪感を感じながら風呂に入ってると、義妹が「お兄ちゃん・・・さっきはごめんね・・・」と言いながら、浴場に入ってきて、「お詫びにお兄ちゃん、背中を流してあげるね。でも恥ずかしいから目隠ししてね」と言ってきた。
 仕方ないから目隠しをして、背中を流してもらっていると、義母が風呂に入りに来て、当然背中を洗ってもらっている現場を目撃されてしまう。
 「これは怒られるかな?」と思いきや、義母の口から発せられた言葉は意外な内容だった。

 「こら!裸を見る/見られる事が恥ずかしい事なの!?恥ずかしがっちゃダメじゃない!いい機会だから、二人に性教育をしてあげるわ」
 「えー!?」(二人とも顔を合わせて「・・・どうする?」「・・・言うことを聞くしかないでしょ・・・」)

 ・・・とまあ、こういう訳でいきなり性教育として「男と女の性の違い」を実地で(ただし本番はなし・・・ってそこまでする訳ないけどね)行われる事になるのです。
 これだけでも充分「変」なんですけど(注:誉め言葉)、このゲームの「変」さはこれだけではなかったのです。

☆ルートは単純

 「母娘どんぶり」は、基本的に「義母・義妹」ルートと「隣の幼なじみ・その母」ルートと「学校の先生・その娘」ルートの3つ、そしてそれぞれのキャラへの分岐があるので、単純に言って6つのシナリオがあります(実際にはもう少しあるが)。
 でも、分岐自体はすぐにわかるようになっているので誰でも全部見るのはたやすいでしょう。
 そして、「義母・義妹」の展開は、先に書いたあらすじの延長のような感じ・・・と思ったら大間違いで、実は「義母」シナリオを進めていくとどんどん変な展開になります(ネタバレになるので書きませんが)。この展開はもう「呆気にとられた」(主人公:談)としか言いようがありません(苦笑)
 義妹シナリオも最後の方で義母のセリフが「そういう問題かーッ!?」って感じだったりするし(苦笑)やっぱりどっかズレてるなぁ、この義母。

 「幼なじみ・その母」ルートは、一般的な18禁ゲームらしい展開ですね。幼なじみはセックスなどが嫌い(というか、母があまりにもだらしないのでその反動で「私はああいう女にはなるまい」と決意したから)、でもって母はいかにも性に関してはオープンそうな人・・・という事で、想像出来ると思います。
 ここでもやっぱり「・・・なんかズレてる」(注:これも誉め言葉)な展開になります。

 最後に、「学校の先生・その娘」ルートですが、これはちょっと特殊かな。あとこのルートの特徴として、タイトルにもある「母娘どんぶり」なシーンがあります。

 ・・・え?と思った人は鋭いです。このゲーム、タイトルが「母娘どんぶり」だし、登場人物たちも母娘の関係なんだから、いわゆる「親子丼」(どういう事かは書かなくてもいいよね・・・?)を期待する人もいると思いますが、実はそういうシーンはこのシナリオに出てくる程度だったりします。
 でもHシーンは割と多いのであまりマイナスにはならないでしょうね。
 親子丼がいっぱい出てくるのを期待した人は・・・泣いていいです(苦笑)

☆しかし使うか普通・・・

 そして、これが極めつけでしょう。
 実は友人の苑堂さんから聞いたのですが、効果音が「銃声」だそうです。
 これを聞いた瞬間大笑いしてしまいました。普通使いますか?(苦笑)
 もちろん「発射シーン」の効果音だそうです(意味は・・・書かなくてもいいよね?)。

 ・・・このゲームの開発者、どれだけ「狙って」作ったのかは知らないけど、ここまで「変」がいっぱいだと、少し違う意味で「買って良かった」と思いました(苦笑)
 逆に言えば、「変」さを見たい人であれば「買い」だけど、それを求めてない人は避けた方がいいかもしれません。個人的には「バカゲー」好きであれば見て欲しいですけど。

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 本文には書いてないけど、システムは普通のAVG。
 ただ、少々処理の「間」があるかな?といったところ。基本的にはストレスは溜まらないと思う。選択肢が出ている間はセーブ/ロードが出来ない(クイックセーブ/クイックロードは可能)のがちょっと?と思うが一応許容範囲。
 私は義母シナリオが好み。しかしどこまで天然なんだこの人・・・(苦笑)