かえるにょ・ぱにょーん

アリスソフト タクテイカルRPG Win95


☆主人公は「王子様」・・・?

 アリスらしいと言えばアリスらしい始まり方なんだけど、主人公は王子様です。でも、魔法使いの罠に引っ掛かって、「ぱにょーん」というかわいくも「無力」という情けない状態に、しかも何故か魔物を引き付ける姿らしい・・・!?という訳で、とある理由で7人の女の子たちに護衛されながらも故郷を目指すのでした(詳細はオープニングを見てね)。で、普通この手のゲームだと道中で連れの女の子とラブラブを目指す・・・というのが全然ないのがミソだったりするんです。女の子と「そういう事」をしたい人は素直に他のゲームを遊んでください(無責任)。でも、実際、これほど「ゲーム」をしている気になれるゲームって、そうはないと思いますよ。

☆固定画面、でもスクロール!?

 で、このゲームは実は文章にするととっても説明しにくいです。普段は固定画面なんですが、1ターンごとに1ブロック左へスクロールしていって、一番左端にいたキャラは戦線から「離脱」してしまいます(あ、説明できてしまった・・・)。基本はそれだけで、あとは普通のSLGに近いです。でも実は、SLGと言っても「大戦略」や「信長」ではなく名作「ネクタリス」に近いタイプ・・・つまり、あらかじめ敵の配置は決まっています(一応種類はランダムです)。そして、重要なのがキャラはキャラをすり抜ける事が出来ないということ。これによって、パズル的な要素も生まれていて、一筋縄ではいかないようになっています。そう、このゲームはSLGに見えるのに「タクティカルRPG」と書いているのはここに由来するんです。(これはアリスソフトのジャンル記述です)
 また、RPGだから戦闘画面は当然あるんだけど、これがまた実にユーモラスにアニメするので何回見ても飽きないです(ちなみに私は「サクラ大戦」などのアニメはすぐ飽きたのですが、「かえるにょ」では飽きていません)。
 でもって、「かえるにょ」の面白さってのは、さっきも書いたように「ゲーム」の面白さが中心になっています。30ターンまでの間はスクロールするから、うっかり後に固まってしまうとポロン(あ、主人公です)が動けなくてあっさりゲームオーバーの憂き目を見てしまいます。ポロンは非力なので1ブロックしか移動出来ない。1ブロック以上動きたい時には「ぱにょーんスピード」を使わないといけないけど、きっちり回数制限があるのでうかつには使えない、そういう点でも緊張させられるなどの仕掛けもあり、先を読まないといけない場面があるのも楽しいです。

☆SLGが苦手な人でも楽しめる傑作

 上に書いている事に嘘はありません。といっても、これは本来SLGではないし、アリスソフトも「RPG」と言っているのだけれど・・・SLGが苦手な人でも遊べるのは間違いないです。見た目はSLGだから敬遠しそうですが、ぜひ一度はやるべきです。
 ・・・というのも、SLGの苦手な私がハマっているのですから。SLGの入門としてプレイするのも悪くないと思います(本格的な物なら「伝説のオウガバトル」などがあるけど、ここでは「より一般向き」という意味で)。
 とりあえず、興味を持った人はやってみてください。Win95用ですが、SSやPSに移植されるのを待つぐらいなら、Win95マシンを持っている人の家に押し掛けてまででもプレイしろ、と言いたいほどですから。
 また、「18禁」ということで抵抗のある人もいるかもしれないけど、実際にはHシーンよりも「非18禁」なシーンの方が多いので大丈夫です。というより、「そういうシーン」が目当ての人は素直に他のゲームで遊んでください。

 また、これからプレイしょうとする人へ忠告。

 「始めのプレイは自力でクリアしてください(ハッピー、バッドエンド問わず)」

 実際、自力でプレイしたほうが面白さもかなり倍増するゲームなんです。攻略本などは2回目のプレイからでも充分でしょう。それでも、見るのは「モンスターの組み合わせ」だけに留めるのが無難です(最初から答えのわかっているゲームほどつまらない物はありません)。これは心からの忠告です。

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