スプリガンmark2

ナグザット 横STG PCE−SCD


SPRIGGAN mark2

☆それは近未来の物語

 それは近未来の物語。
 天歴47年、地球では数々の問題を抱えていた。大国間の対立、飢餓・・・なかでも最悪は人口増加問題であった。人口的に地球上は既に飽和状態にあった。そして各国は宇宙への進出を余儀なくされる。スペースコロニー建造、火星の地球化移住計画などが起こされ、実行に移された。地球化された火星は人類の理想の楽園となるはずであった。
 天歴92年。火星は一応の繁栄を見せていたが、しかしまた地球と同じ過ちを繰り返そうとしていた。火星を二分するA国とS国の両国家の対立はもはや、誰の目にも明らかに激突が避けられないところまできていた。

 グレッグ少尉は親友のコンロッド少尉と一緒にいつものように作戦に参加していた。
 今回の任務も、いつものように簡単に終わるはずだったが・・・

☆ガンダム世代のSTG

 このゲームは明らかに「ガンダム」のイメージで作られた横スクロールシューティングです。
 この手の、いわゆる「メカ物」のゲームにはメサイヤの「レイノス」「ヴァルケン」などがありますが、このゲームとは毛色がかなり異なります(ジャンルも違うけど・・・あっちはアクションゲーム)。
 でもお約束の「味方の裏切り」「大気圏突入」とか「悪玉の独白」とか「ライバルとの一騎打ち」などがちゃんと盛り込まれていて燃える事うけあいのシナリオになっています。ゲーム中のデモの展開も「音声+字幕」「字幕のみ」「デモはなし」を設定出来る(しかも、ゲーム中に設定を変更する事もちゃんと出来る)ので、純粋にSTGとして楽しみたい人にも遊べるようになっています。しかし!デモは必見です。というより、デモを見ないと「クリープを入れないコーヒー」のようになってしまうので(苦笑)。特にラスト付近の展開はトリハダ物です。

☆操作性は軽快

 このゲームは自機の装備が多いので、場面によって武器を使い分けるようになっています。武器の特性もいわゆる「お約束」通り「セイバー」(光線剣ですね)は「威力が強いけど近距離だけ」、などというように設定されています。この使い分けによっては展開が楽になったり、かえってキツくなったり(苦笑)しますが、その使い分けを考えるのもまた楽しく出来ています。「動かしながら切り替えなんて頭が混乱するよー」という方はポーズを掛けて、その間に切り替えも出来ます(ついでに、デモの演出方法の切り替えや自機のスピード調整もここで出来ます)。
 また、基本的に3ボタン(一つが先述の武器切り替え)ですが、実際には2ボタンと言っても差し支えはないでしょう。そして、片方は攻撃、片方は「自機の方向転換」・・・。そう、このゲームでは自機の向きは固定されているんです。そして敵が左から出てきたら左に方向転換すして攻撃・・・という事が出来るんです。その為、敵の出てくるパターンもいくつかありますが、そんなに厳しいパターンはあまりないと思います。
 あと、このゲームはシールドがゲージ制になっていて、シールドがゼロになるとゲームオーバーですが、シールドは時間がたてば回復するシステムなのでそう立て続けにダメージを受けていない限りは死ににくいようになっています。

☆君は真のエンディングを見られるか!?

 私も同人誌「広辞EngineHU」で見るまで知らなかったのですが、じつはこのゲームはランクによってもエンディングが変わります。ランクノーマルは無難なエンディングですが、ハードにすると最後の戦いに「ライバルとの一騎打ち」が、そしてスーパーハードは「悪玉が鬼」になります。もちろんエンディングもそれに応じた物に変化します。
 ・・・スーパーハードははっきり言ってキツいです。なにしろ、悪玉で失敗すると2秒で死ねます(本当)。私も既に数回挑戦しましたが、まだスーパーハードはクリア出来ていません。
 ちなみにラウンドセレクトの裏技もあります。タイトルで上X2回、下X5回、IX2回押した後左を押しながら「OPTION」に入ればラウンドセレクトが出来ます。これでスーパーハードでいきなり最終面だけ遊ぶ事もできるのです(スーパーハードに限ってはラウンドセレクトも「あり」でしょう。道中でもかなりキツいですから)。

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 そうそう、マンガやアニメの「スプリガン」とは何の関係もないので念のため(苦笑)