レギオン
日本テレネット 横ＳＴＧ ＰＣ−ＳＣＤ
LEGION
☆ＰＣＥ最凶伝説 其の壱
この世に出るゲームマシンには、必ず何らかの「伝説」が付いてまわる。例えばファミコンの「スーパーマリオ」の出荷本数、ドラクエの行列。しかし、「伝説」にも２つあって、簡単に例えるなら「光と闇」。そして、「闇」の伝説といえばもちろんクソゲーにおける伝説である。有名なのがＭＤの「ソード・オブ・ソダン」であり、ＳＳの「デスクリムゾン」。そして、ここに紹介するのはクソゲーが多い事で有名な（涙）ＰＣＥにおける最凶伝説の１つ、「レギオン」である。
☆「本当にクリアできるの？」
この見出しが全てを物語る。このゲームを構成する要素の全てがクソである。
「上下に少しスクロールする画面（そのスクロールにクセがある）」
「１面の敵は空中３種、地上２種しかいない」
「自機と敵と敵弾の速度比 １：１．５：１．５」
「やけにデカい自機」
「やけに厳しい当たり判定」
「使えない自機の弾（ノーマル弾の方がマシ）」
「どこが背景でどこが地形かの区別のつかないグラフィック」
「ボス戦で使用不可能になるボム」
「画面が狭い」
「復活時完全無敵」
その他いろいろ
・・・・・・・・・開発者に聞いてみたい。「何を考えて作ったんだ？」
ちなみに「復活時完全無敵」とは、文字通り「完全無敵」。つまり、「アイテムとの当たり判定も無くなる」（超爆）！！当然パワーアップ不可能！これを知った時には一瞬ＣＤを叩き割ろうと思ったほどです。
また、敵も「垂れ流し」の上、弾の軌道が恐ろしいほど陰険です。また、ボム自体は２種あり、面によって変わりますが基本的には「使えない」と思った方が懸命かも。
しかし、一番恐ろしいのは、このゲームがとことん「無味乾燥」というか「無機質」だという事。そこには「おもしろさを提供する」姿勢も「弾避けの熱さ」も、つまりＳＴＧである理由も何もないのです・・・。
特に一部の面では、無理に戦いにいくよりも安全地帯（弾を避ける必要が少ない）を利用した方が手っ取り早い事も・・・（これでＳＴＧか？）
しかし、これですらクリア可能というのには驚くというか呆れるというか・・・
とりあえず私はクリアするまで気力は持たん。よってレポートはここで打ち切る。
シューターなら一度はやってみよう。死んでも責任は持たんが。