VIPER-GT1
〜あきらくんといっしょ〜

ソニア Win/Mac(ハイブリッドCD) SLG?AVG?


VIPER-GT1:BE WITH AKIRA

☆久々の「超特大地雷」

 ・・・久しぶりにもの凄い「地雷踏み」を経験してしまいました(苦笑)
 しかも、予想では確かに地雷だったとはいえ、実際には想像を遙かに超えた損害でした。それも、金銭的損失はともかく、心理的損失が遙かにひどかったです(苦笑)・・・こんなゲームで鬱入るなんて・・・
 とりあえず「GT1」のどこがダメかを書くと、

 「ゲームの全てがほぼ完全にランダム」
 ええ、イベントが起こるかどうかもパラメータの増減もランダムです。
 「でも、それを言ったら『WHITE ALBUM』とかは?」って声が聞こえてきそうですね。
 ・・・実は「WA」のランダム性に比べると、こっちの方は遙かに「ゲームになってない」のですね。「WA」の場合、ランダム性の為攻略しにくいとはいえ、それでもまがりなりにも「ゲーム」になっていました(これは人によって評価の分かれる所ではあるが)。それに、いくつかのイベントは条件を満たせば出てくる確率が高くなっている(・・・はずなんだよね。「WA」やりこんでないので知らないけど)ので、まだマシでしょう。
 また、「WA」ではいくらかは強制イベントなどもあって、シナリオの緩急を作っているようだからなぁ。
 でも、GT1のランダムは、はっきり言ってプレイヤーをナメた物になってます。具体例を出しましょう。

 まず、適当な所でセーブします。
 そして次の日に移ります。そこでイベントが起こったら、それをAとします。
 そして終了→再起動(あ、ロードのコマンドがないんです。なんて作りだ)して同じ事をすると、今度は別のイベントが出る(可能性もある)ので、これをBとします。
 でもって、さらに同様に再スタートすると、今度はCのイベントが・・・(汗)
 もちろん「なにも起こらない」時もあるし、ひどい時には「ゲームオーバー」イベントが出てくる事があります。

 ・・・どうですか?これって単にゲームのほぼ全編をランダムで構成しただけで、それぞれのイベントは「パラメータも何も見てない」訳ですよね?というかランダムでゲームオーバーかどうかすら決められたんじゃたまったもんじゃない(一応条件があるだけマシだが)。

☆・・・未完成って事じゃないの?これ(汗)

 そして、「VIPER」シリーズといえば「Hなアニメシーン」ですよね。当然プレイヤーはそこに救いを求める訳です。というか「VIPER」シリーズ経験者は「ゲーム」を期待してるのではなく「Hなアニメ」を期待してるんだけどね。
 ・・・なんか、こう・・・
 ヌルいHシーンばっかだとか、
 ウィンドゥがせっかくの絵を邪魔してくれるシーンだとか、
 果てはこの手のゲームによくある「CG鑑賞モード」、「Hアニメ鑑賞モード」がないってのはプレイヤーをナメてませんか?
 何故にHシーンすらもランダムで決定されてる(あ、エンディングは別ね、一応)ってのに、どーして鑑賞モードがないかなぁ?
 「何回もロードし直してやっと見られる」で我慢しろってのか?(涙)しかもHシーンはそういうランダムイベントにも結構多いんだよね。これで先述の「ランダム」による影響が強く出てきてしまうわけです。
 ・・・さらに、追い打ちをかけるかのような衝撃の事実。

 「(購入者に)フル音声バージョンで好きなシーンを見る事の出来る『GT1アルバムディスク』をプレゼントします」

 ・・・という旨のチラシがパッケージの中に含まれていたのですね。
 ・・・・・・つまり、「コレ」が今までの「VIPER」シリーズで言うところの「ムービー鑑賞モード」という訳ですか?
 それって、「GT1」製品版に払った代金はアルバムディスク応募券代って事と同等になりませんか?(滝汗)
 っつうか、素直に「未完成です」って言え(怒)

 他にも、「ゲームオーバーになったらタイトルに戻らないでそのまま終了」とか、「セーブがいちいち面倒」だとか、書きたい事は山盛りだがとりあえず省略。
 私が特に頭にきたのは上にも書いた事項の方ですので・・・というか、もう少しゲームのシステムをまともに考えろよなぁ。この内容じゃ、「ゲーム」にすらなってない「ランダムで絵が表示される紙芝居」でしかないんだから。
 ま、問題は最低限「紙芝居」を楽しむようにすら出来てないって事なんだけどね。

☆次回作は・・・

 今まで、「VIPER」シリーズは好きでした。
 悪魔のカレラとメルゼテスがとってもHな「GTS」。
 某ファミレスなコスチュームの娘3人が活躍する「RISE」と専門学校の学生たちのラブコメな「IMAGINE」の2本の話が入っている「V16」。
 剣道娘のあすかとラブラブな「V10」と「CTR」。
 これらのタイトルが特に大好きです。というかこの辺はHさもかなり入ってるし、テンポもいいし、キャラは好きだし、で気に入ってるのですね。もちろんHアニメ鑑賞モードもあるし。

 でも「F40」でいきなり説教が入ったりするし(苦笑)、「F50」でシリアスさを求めて、結局「H(エロ)」である事をどこかに置いてきてしまったり、「GTB」では無意味にゲーム性を追求しようとした挙げ句無意味な時間稼ぎを山ほど入れたり・・・

 ・・・あのね?プレイヤーは「Hなアニメ」を求めて「VIPER」を買ってるのよ?特に昔からのファンはね。
 例えば、「F40」。仮にアニメとかアダルトビデオを見ていて、その中でいきなり「説教」が入っていたらどうすると思う?普通テープを破壊したくなると思うよ?というか普通そんな物に説教入れる?思いっきり場違いなんだけど。
 例えば、「F50」。ヒーロー物と言えば「勧善懲悪」と「カタルシス」。だけど、この「F50」は「勧善懲悪」ではあるけど、カタルシスは全然感じない。というか単に不幸な話に仕立てられた、という印象しか残らない。
 ヒーロー物だったらスカッとさせてくれよ。
 例えば、「GTB」。これは前に書いたレポートを見た方がいいでしょう。

 こんな感じで、製作者たちが拘ってる所は、プレイヤーが全然求めてない所(物)ばかりなんだよね。
 そういう「勘違い」をまた繰り返すだけでなく、もっと最悪な形で再現してしまったというのはどういう事かな?(怒)
 先述のように「ゲームにすらなってない」んだから。

 という事で、次回作である「RSR」は無条件で回避、それ以降のも中古及び人柱の評価が出てから中古で買う事にします。
 正直な話、こんな駄作ばかり出す所に払う金はありません
 他にもいいゲームを出してくれる会社は多いし、どうぜならそういう会社に金を払いたいですから(それがゲーム/ソフトハウス/作者に対する恩返しの1つでしょう)。

 ・・・って事で、ソニア、いい加減「GTS」「V16」レベルとまでは言わないけど、せめて「CTR」レベルにまで戻れや。「楽しませる」レベルをさ。
 それが出来るまでは1円だって払ってやらん。

 本音。
 「金返さなくていいから、100発殴らせろ」 >「GT1」開発関係者全員(原画・声優は除く)

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 アルバムディスクとやらが届いたら評価は・・・多分変わらないだろうな(苦笑)
 あと、「VIPER」初心者は素直に評価の高い「GTS」、「V10」+「CTR」、「V16」から遊ぶが吉。

 追加:ちなみに現在では修正パッチがソニアサイトに置かれています。これを使えば「多少は」マシになるそうです。
 ただしやはり「うまく動かない『仕様』」とやらはまだ修正されてません。結局アルバムディスク以外に価値はないってコトかい(汗)
 さらに、当然の如く中古に山盛で「買い取り」が来たので、買い取り価格どんどん下がるわ(マジで1日単位で一気に下がってる)最後には「買い取り拒否」の店まで出る始末。ちなみに買い取り500円の店もあるそーな(俺は見たことないけど)。この話を聞いた時は本当に笑えた。
 特にコレに手を出す理由はないと思うが、敢えて買いたいというのなら、2000円、いや1000円まで価格が下がるまで待つが吉。その頃にはもうアルバムディスクとやらも完成してるだろーし。っつか届いた人、います?いたら是非とも感想をお聞かせください。