ファザナドゥ

ハドソン アクションRPG ファミコン


Faxanadu

☆「ザナドゥ」がファミコンに!?

 ゲームで「ザナドゥ」と言えば、ファルコムの名作RPGの1つです。
 その「ザナドゥ」がファミコンに出ると聞いた時は子供心に「あの非常にデータ量の多いRPGをどうやってファミコンに?」と思ったものです。
 ようやく登場した「それ」は、「ファザナドゥ」と名前を変えて登場したのでした。

☆普通のアクションゲーム

 にしても、ここまで「普通」のアクションゲームになるとは思いませんでした。
 一応RPGっぽく見せる為に「お金」「経験値」、そしてレベルアップで称号が与えられるなど工夫をしていますが、結局はほとんど普通のアクションゲームです。
 何故かと言えば、レベルアップしたという実感に乏しいからではないかと思います。

 実は「ファザナドゥ」では、武器、防具によってのみパワーアップ(死ににくく)なります。逆に言えばステータス的には最初からほとんど変化しない(特に体力メーターは全く変化しない)のです。その為、どうしても「強くなった」という実感があまりないのです。
 こういう「レベルアップがアイテムによってのみ」というゲームには「ゼルダの伝説」などがありますが、あっちはそれでも体力(ライフ)の上限が上がるなどの要素がありましたが、「ファザナドゥ」ではそういう要素があまりないのですね。

 一応、弁護しておきますと・・・「ファザナドゥ」のターゲットは子供向けだったようです。だから出来るだけ単純なシステムにしたかったからこうなっているのでしょう。
 それにしては、敵との戦闘があまり意味ないのが気になりますが・・・(苦笑)

☆独特の世界観

 「ファザナドゥ」で私が感心した(逆に言えばここ以外に誉められるところがないのだが・・・(苦笑)(のは、世界観が独特の物になっている事ですね。
 「ファザナドゥ」の舞台は「世界樹」の中の世界で、エルフ、ドワーフの世界がそれぞれ世界樹の中で共存した感じになっているのですね。そしてある時、隕石が世界樹の中に墜落して、それ以来ドワーフが凶暴化、次第にエルフの世界を侵略するようになったのです。
 旅を続けて、故郷に戻りたくなった「あなた」は故郷の世界に戻ってきた時、世界樹が大変な事になっているのを知ります。そしてエルフの世界を救う為に冒険に出る事になりました・・・

 ところで、この話で注意して欲しいのは、「エルフ」「ドワーフ」とは言っても、「ロードス島戦記」などで有名な種族をイメージしてはいけないという事です。しかし、だからといってJ.R.R.トールキンの書いたオリジナルをイメージするのも間違っています。
 ・・・何が言いたいって、(一般にイメージされる姿とは)全然似てない奴らばかりなのです(苦笑)・・・名前を借りただけと思った方が無難でしょうね。
 そんな訳で、良くも悪くも「独特の世界観」としか言いようがないのですが・・・
 一応、「世界樹の中にも世界がある」という設定はあまりないのは確かなので、そこだけでも良しとしておきましょう(苦笑)あと「霧がいつもかかっている世界」があるのも変わっていますね。

 ちなみに敵の姿などは一部「ザナドゥ」から抜き出している物も結構ありますが、多くは「ファザナドゥ」オリジナルだと思います。

☆さて、つっこみますか

 さて・・・「ファザナドゥ」は、「ザナドゥ」の名前を借りただけという評価は昔からなされていますが、実際その通りだと思います。
 というか、「ザナドゥ」と比較しなくても結構変な所が多いのですが・・・ゲーム的に変な所も多いしなぁ。

 最強の武器は「ドラゴンスレイヤー」ですが、ドラゴンの姿をした敵は「ドラゴンスレイヤー」を守っているボスだけです。
 しかもその次に出てくるラスボスはドラゴンでも何でもないキャラだったりします(おいおい)。
 ちなみに全然強くない(苦笑)ドラゴンの方が強かった・・・

 称号は死んだときに教会で復活するのですが、この復活時に持っているお金と経験値の額を決めているだけのようです(ほとんど意味ないじゃん)。

 魔法があまり使えない。
 というよりも、序盤では使った方がいいけど、中盤からは魔法を使うよりも普通に攻撃した方が倒しやすい傾向にある。

 見た目からして妙な当たり判定(見た目と攻撃判定が一致していない)。
 ・・・これは実際にやってみればわかります。敵にも同じ事が言えますが。

 妙なつながり方をしているマップ
 説明しにくいのですが、ある面から右に行きたい時、見た目では上の通路からでも下の通路からでも行かれそうなのに実際には上の通路からしか行かれないといった感じ。何故か下の方では「見えない壁」があるかのように進めなくなっているのです。ちなみに逆の事は起こりません(戻る時は下からでも戻れる)

 何回でも必要になる鍵
 「ファザナドゥ」では、鍵のかかっている扉は一度開けても、外に出たりしたら再び鍵がかかります。
 しかも結構買うのがめんどくさい(苦笑)というのも「ジャックの鍵」「キングの鍵」など種類があって、それぞれの鍵にしか合わないから・・・

 という訳で、「ザナドゥ」のファンが聞くと「・・・」になってしまう話ばかりです(私も書いていて頭を抱えたくなってきました)。
 そういう事もあってか、必要以上にクソゲー扱いされる傾向にあるようです。
 一応「ファザナドゥ」の名誉(?)の為に書いておきますが、決してクソゲーではありません。
 ただ、B(C)級なだけです(爆)
 まぁ・・・欠点も多いし。例えば街の名前が1回しか出てこないとか(結構致命傷になっている場面あり)、無意味なアイテムが多い(一定時間無敵になる「オイル」以外は取っても活用出来る場面がほとんどない)、などなど。実際やっていて楽しめるとは言いにくい・・・けど、私は不覚にも楽しんでしまいました(爆)
 でもクリアした後に浮かんだ言葉は「やるだけ時間の無駄」でしたが(苦笑)
 ・・・これほどクリアした時の爽快感があまりないゲームも珍しい(苦笑)

「ゲームの部屋」に戻る

 ラストのダンジョンはループなどがちょっと妙になっているのでマッピングしにくいです。
 ラストのダンジョンを早くクリアしたいなら、スタート地点でウィングブーツを使って、右→右(オイルを取る)→上でラスボスの部屋につながる扉に行かれます。
 この時は素早く行動する事(オイルで無敵になっている時間を利用すればラスボスもかなり倒しやすいです。もっとも、そこまでしなくても弱いんだけど)。
 しかし本当、やるだけ時間の無駄(苦笑)一応「くそげーの部屋」行きは勘弁してやるけど。

 追記:称号は、一部の特殊アイテムの効果(持続時間など)や、MPの消費量、ジャンプに必要な助走の距離が短くなるなど微妙な変化があるようです。気付かなかった……(情報感謝です >れふさん)