うしとらのたわごと 2011年3月


届いて「げぇっ」

 少し前にある物を注文してました。
 で、届いたので早速開封して……げぇっ。

 ちなみに注文したのは「H.P.LOVECRAFT:THE FICTION COMPLETE AND UNABRIDGED」という本なんだけど、これ……百科事典と同じ感じの本。つまり「大きく」て「重く」て「厚い」という……(汗)
 ちなみに2008年の本なのでマーケットプレイスか洋古書での注文にするしかないんですが、マーケットプレイスだと大半の出品が「日本へは無理ッス」となってたんだけど……なるほどこれは確かに普通は断りたくなる(汗)

 うーん……ちなみにペンギンブックスのラヴクラフト本と同様S.T.ヨシによる物ですが、こちらは一部小説以外の作品もあったり(例えば「文学における超自然の恐怖」とかも収録)。
 ……さてどうしようこれ……(汗)こんなに大きいと思ってなかったから本気で置き場に困る……(汗)


例によって腹筋崩壊ですが……

 「あかねこの悪魔」と「氷室の天地」の新刊が出たので早速買って読む。
 前者はいつも通りなので省略(マテ)しかし別の「つじつま」にはびっくりだなぁ。そして名称の法則に「あー!」。
 で、久々の「氷室の天地」は、例によって腹筋崩壊しまくり。
 ……っておい!?「ハチワンダイバー」のアレって、元ネタがあったのかというか「本当にやったんかアレを」!!!!(悶絶)いやーびっくりだなぁ……(滝汗)

 まあそれはともかく、今回の巻もまた気になる終わり方をしてからに……うう、続きが早く読みたい……(汗)
 (そして「TYPE-MOON公式設定」という事を改めて思い知らされる場面でもあるなぁと思ったり……)


エルフランドいろいろ

 これまた地震前にネタは揃ってたけど、地震の関係でちょっと遅れてた物。
 そもそものきっかけは「エルフランドの王女」の古いバランタイン版ペーパーバックを注文した事なんですよね。
 国内にあるペーパーバック専門古書店(あるんだなぁ……(汗))での情報を見つけて注文してみたら、うーん。リン・カーターの序文って、後の版では無くなってるのか……で、書誌を見てみるとこの時入手したのは3rd。という事は1stと2ndならリン・カーターの序文はあるんだよね。そして思い出したのは、ロッテンシュタイナーの本の記事でも書いた「世界のSF文学」にも載っている書影。そういえば表紙も違うよなぁ……?いつから変わったんだろう。
 そう思うと、気になってしまったので1stと2ndも注文しちゃったという……アホですな(苦笑)まあ安いし(……送料高いけどなorz)
 という訳で、例によって撮影。

バランタイン版勢揃い

 説明すると、一番奥を左から英国第二版、米国初版(……だと思う。というかエルフランドって英国版、米国版共に初版以降いくつかの版は表記が紛らわしいので非常に確認しにくいのです)。
 ちなみに前に「PEGANA LOST Vol.11」でもネタにした通り、この米国版は状態が良くない代物。画像ではわかりにくいと思うけど実は表紙の題字はかなりハゲてます。
 真ん中の左からバランタイン・アダルト・ファンタジー初版、同第2nd、バランタイン・ファンタジー3rd。一応出版社的には「同一レーベル」扱いなんだけど(だから奥付では3rdになってる)、レーベル名が変更になってるのね。だからロゴも違う。で、3rdだとリン・カーターの序文が消えてる。ちなみにラヴクラフト短編集「カダス」も、手持ちのは「バランタイン・SF・ホラー」になってる版で、こっちもリン・カーターの序文がない。
 手前の方は左2冊が米国版、右が英国版。この左2冊は買った時期が違う関係で微妙に違う物だったと思うけど……片方がDel Rey Books、片方がDel Rey Inpact Books。表紙じゃどっちかわからないけど、背の方で違いがあります(ロゴの位置が違う)。私も今回「え?」と思って比べてみてわかった事だけど(……うーん、当時何を考えて買ったのか覚えてないなぁ(汗))。ちなみに表紙はほぼ一緒だけど、色が若干違います(現物を見比べないと絶対にわからないレベルだけど)。流通も若干違ってるようで、前者はカナダドル表記もあるけど、後者はUS$表記のみ。
 一応補足すると、現在ではDel Reyもバランタインも同じグループになってるのです(だからここでまとめて紹介している)。
 英国版は同じグループ会社なので、レーベル名は違う(ちなみにFantasy Master Works叢書で、ここでは「魔法使いの弟子」「時と神々(初期短編集全部まとめた無茶な短編集の方)」も出してます)けど、基本的には同じ内容です。だからなのか、表紙に使ってる絵も左右反転しただけで、同じ物を使ってますね。
 ついでだから手持ちの他言語版も撮影。

他言語版いろいろ

 左上がイタリア語版、左下がフランス語版。で、右はドイツ語版(右下のは左の本の函)。ちなみにドイツ語版は同じ出版社の本です。函入りが1978年、片方は1997年の物。
 本当は未谷さんの情報で、他にポルトガル語版とかも存在するのは知ってるんだけど、えーと……入手しやすい物だけ買うようにしてるんで、そっちは今の所パスしてたり(苦笑)

 ……しかし表紙目当てで買ってるだけでも結構増えるもんだねぇ……(汗)(まあ数年かがりなんだけどね)


「ファンタジーの歴史」洋書版

 前に「買おうかなー」と思っててすっかり忘れてた洋古書を今頃注文したんですが、それが到着(ちなみに到着は地震の後)。
 何を買ったのかというと、フランツ・ロッテンシュタイナーの「The Fantasy Book」。国内では「ファンタジー(幻想文学館)」として創林社から出た本ですね。
 興味があったのは、自由国民社の「世界のSF文学」(古い本)に書影が載ってるんだけど、これがダンセイニの「時と神々」の挿絵のパロディになってる事と、もう1つは「ウェンディゴ」「エーリッヒ・ツァンの音楽」の挿絵が載ってるんだけど、原書だとどんな大きさなんだろう……と思ったからなんですよね。
 ちなみに表紙は、国内版だと、ええと……例えばWebサイト「奇妙な世界の片隅で」でのこの記事で見る事が出来るんですが、これは原書だとまた別の版での表紙っぽい(ちなみに今回買った本でも途中のページにこの絵が載っている)。別の版、ってのはタイトルは同じなんだけど副題が変更されてて、「イラストレーションの歴史――ドラキュラからトールキンまで」みたいな感じの副題になってる。私が買った方は「幻視・ゴジック・魔法・異界」みたいな感じの副題。
 しかし届いた時「なんかちょっと大きい梱包だな?」と思ったら、ちょっとした画集みたいな構成の本だったのね。

 で、お目当ての挿絵は、本自体が大きい事もあって結構大きく載ってるし、出典の情報も載ってたのでそれを見てみる。
 ……うん、「ウェンディゴ」の挿絵はコレで満足しておこう……つか古い雑誌にはあまり手を出したくない(汗)つまり元は雑誌掲載時の挿絵なんですね。
 「エーリッヒ・ツァンの音楽」の方は出典が書いてない(えー……orz)けど、描いた人のスペルがわかったので、原題と共にググってみる。…………ひょっとしてドイツ語版の本に載った挿絵なのか……?(汗)
 一応、この挿絵が含まれてるとは限らないが様々な挿絵などをまとめた本も2008年頃に洋書で出てたようだけど……うん、2万円以上するんで勘弁してください(苦笑)(ちなみに2万円以上するだけあってかなりゴツい内容の本のようです……が、私はクトゥルー神話関係だとそこまで行く気はないんだよな(汗)ダンセイニ関係だったら悩みつつも手を出すんだけど)
 まあこっちの挿絵も、いくらかははっきりを見える印刷だからそれなりに満足かな。


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うしとら
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