うしとらのたわごと 2012年1月


今度は戯曲も

 今月もダンセイニの洋古書を注文。
 今回注文したのは、「Strange Journeys of Colonel Polders」と「Alexander and Three Small Plays」の2冊。

 前者は訳すると「ポルダーズ大佐の奇妙な旅」になるのかな。前から気になってたのと、もう1つの理由があって買ったのです。というのは、今回注文したのはダンセイニ本人による寄贈本だったりする……
 という訳で、表紙を開いた所に「To David Sray from Dunsany」の書名があり、その下にもメッセージが書かれてたり(途中は達筆すぎて読めないけど、最後は「happy Christmas.」なのでクリスマスシーズンの贈り物だった模様。日付も入っていて、1950年11月17日(場所も入ってるけどこっちは半分が読めない(汗))。
 という訳で、これは直筆サイン入りというのも買った理由だったり。しかしなるほど、鵞ペン(羽ペン)で書くと確かに濃淡がどうしても出来るんだなぁ。PEGANA LOST Vol.13で未谷さんによるダンセイニ直筆原稿の解説があったんで、これが結構参考になった。
 ちなみにこの本は、その後どういう経緯を辿ったのか、New College Libraryに入り、その後廃棄本にされたようで、それを示す処分印が入ってます。

 後者は「アレキサンダーと3つの短戯曲」で、元々はラヴクラフトが誉めてたというのが頭の片隅に入ってたんだけど、直接的なきっかけは……Fate/ZeroのTVアニメ版(マテ)
 いやまあ、イスカンダルの宝具の場面が出て来た回の感想がTwitterでのTLで出てた頃に、皇帝栄(カイザーP)さんと「『ブラグダロス』に『ブケファロス』の名で出てますね。」「戯曲アレキサンダーにも出てくるのかと思いました。」というやり取りをしたのが先月頭で、その時は「うーん、アレキサンダーも買ってみようかな」とは思いつつも予算の関係で先送りにしてて、今月に注文したという具合。
 つまりブケファロスは出てくるのかなーと思ったのが1つ。もう1つは「どのアレキサンダーなのかなー」と……ちなみに「アレキサンダー(大王)」や「イスカンダル」として知られてるのは三世なんですね。なので、これも気になったもんで。

 という訳で買ったんだけど……うん、これもモデルは三世なんだな。配役一覧に出てる名称の大半が当時の人名だから。
 ただ、創作も入っているようで、Clitus(クリチュス、でいいのかな?)という人物も入ってるんだけど、これはググってみても出てこないんだよね。
 とりあえずある程度読んでる最中ですが、この人物はどうも黒のクレイトス(Cleitus the Black)をモデルに創作した物のようだなぁ。というのも、エピソードが似ているんだよね。ただ、創作も含めているので、史実(「一般に知られてる話」としての話ですので念の為)とは変えてある部分もあるようで……この先は実際に読んでからでないと何とも言えないけど。ううむ。


久しぶりの鮎川まどか

 GoFaで開催された、「まつもと泉 EXHIBITION 2012@GoFa『Sketches of MADOKA』」を見に行く。
 うーん、今回はなんつーか、「個展」に近いというか新作イラスト中心という印象だなぁ。
 でも今回の新作イラストはなんと言うか、昔の「きまぐれオレンジロード」の雰囲気が大分戻ってきたなぁという感じ。説明しにくいけど、簡単に言うと「少し前までの絵」の雰囲気じゃなくて、ジャンプコミックスの頃の絵のような雰囲気。
 とりあえず図録だけ買って退出。1月26日からの後半部も見に行くつもりだが、どうなるかなぁ。


寒いのが悪いんだ(涙)

 うー……更新全然してない上に「虫つくろい」のPEGANA LOST Vol.13分の情報の追加サボってますが、寒いのが悪いんです(涙)
 ……というか、正直、夜はマジで手とお腹が凍える日々が続くんだもん。さっさと寝たくもなるって(涙)ちなみに正月休みにも一度お腹壊しかけました、寒さで。だもんで最近はえらく寒いと思ったらさっさと寝てしまう事にしてたり。

 ちなみに現在はコミケの収穫をやっと読み終わって、クラーク・アシュトン・スミスの「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」と光文社古典新訳文庫の「秘書綺譚ブラックウッド幻想怪奇傑作集」を読んでいるところ。
 ダンセイニ関係もそろそろ……ううむ。


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うしとら
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