うしとらのたわごと 2012年6月


よく出たなコレ……(汗)

 本屋で新刊をチェック。……え?と一瞬思って、表紙をよく見て、「……マジか」と即購入。
 何って、「コハエース」の単行本。
 家に帰って読んで、腹筋崩壊しまくり。

 いやー本当同人誌「コハクリコ」「せいばりん」のノリでTYPE-MOONの(約)10年を紹介するって内容なんで、「コハクリコ」で笑ってた人にはよく効きますなコレ……(ちなみにこの単行本は一応「コンプティーク」誌での連載をまとめた物)
 しかも今回、床に「仕掛け」があって、そっちでさらに腹筋崩壊する仕様。というか、ここがあるせいである意味同人誌以上の破壊力になってる気がする(笑)
 ……しかし2巻出るのかなぁコレ……(汗)


英国版の「時と神々」が揃ってしまった

 はぁ、はぁ……手に入れてしまった。
 今回入手したのは、「Time and the Gods」の1922年英国版。
 この版は、いわゆる「豪華限定版」に当たる物で、250冊限定の上、ダンセイニの直筆サイン入り、挿絵にはシームの直筆サイン入りという物なのですが、当然ながらダンセイニ関係の洋古書の中でも一番高い部類に入る物です。
 でもダンセイニとシームの直筆は特に一度は見てみたいしなぁ……と悶々してたら、ギリギリで買えそうな値段(ただし当然ながら品の状態は若干落ちる……はず)のも少しだけ出てるので、買い物を我慢しつつも様子見してたら、しばらく買い物を我慢すれば買える、かつ納得出来る金額の物も出ていたので衝動買い。

 という訳で、「時と神々」の英国版が揃ってしまった……(汗)うーむ。
 しかし届いた品物を見ると、「おおおおお……」と思ってしまう内容だったのでなるほどこれは状態がいい物だとそりゃあの値段になるなぁ、と納得したり。

 ちなみに写真は撮影してないけど、これは単純に「装丁だけだとあまり面白味がない物だから」……というのは、ダストジャケットがない状態だと、背にタイトル及び著者名が書いてあるだけなのです。(ちなみにダストジャケットは洋古書検索で以前に見た事がありますが、あの頃のダストジャケットって保存に困りそうな物なので個人的にはあまり欲しいとは思わない)
 まあそれはともかく、豪華限定版という事で何か特別な事情があるのかというと、これがあるんですよねぇ。
 まず先述のようにダンセイニ及びシームの直筆サイン入りという事。
 そして挿絵の扱いがまた他の版と違っていて、保護の為に掛けてある紙に挿絵の題名が印刷されているのです。その代わり挿絵が印刷されているページは挿絵のみが印刷されているのです。つまりこの版では、保護の紙も重要な要素になる訳ですね(何しろ挿絵の題が印刷されてるんだから)。

 あとは……英国版「時と神々」の中では一番大きく、かつ一番重い本だという事でしょうか。作りも凄く頑丈になっていて、流石に豪華限定版だなぁと思ってしまう程。
 ちなみに挿絵の掲載ページや個々の短編の掲載ページなどのページ構成自体は1923年に出ている普及版と同じでした。ただ、挿絵のタイトルの表記で1922年版では“Yazun is God”などと最後にピリオドが付かないという違いがあります(英国版の初回版及び1923年版では最後にピリオドが必ず付く。例えば先述の題だと“YAZUN IS GOD.”)。

 はー、しかし「時と神々」の英国版が揃ってしまうとは……おかげでしばらく高い買い物は出来ませんが。
 ちなみに米国版はどうなのかというと、こっちは1917年に豪華版が出ているのですが、これは元々が他の短編集とセットのみでの販売な上に、洋古書でも「全然」出てこない(厳密には数ヶ月前に「全巻揃い、ただし収納箱なし」の品が出ていたけど誰かが買ったようで……品物が洋古書検索から消えた時にはあんな値段のを買える人いるんだなぁ、とも思った(汗))代物なので探す気はありません(苦笑)


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