うしとらのたわごと 2013年3月


久々に絶妙のコンボ

 ここんとこあまり買い物してないなぁ、と思いながらネット古本屋で検索。すると前から欲しいなぁと漠然と思ってた物がかなり安い金額で出てたし、内容も狙ってた通りの物だったので思わず即注文。ああ久々に絶妙のコンボだ……(マテ)

 何を買ったのかというと、「アーサー・マッケン作品集成」全巻揃い、沖積社版。
 マニアに言わせると「なんで牧神社版じゃないんだ!」になりそうだけど、私にとっては牧神社版は確かに装丁が凝ってるのはわかるけど「扱いにくい」からなんだよね。知らない人の為に説明すると、牧神社版は箱と本それぞれに紙カバーが付いている(これも装丁)のだけど、何分昔の本だから当然紙がすぐ壊れやすい(経年劣化だから仕方ない)し、扱いにも気を使う……という事で気軽に読めないのは本末転倒だって事。あと、私は沖積社版の装丁の方がシンプルで好みってのも理由ですが。(ただやっぱり一番の理由は先述の「扱いにくさ」だなぁ)
 それに以前に国会図書館で一度、牧神社版と沖積社版を比較してみたら基本的な内容は一緒だった事もあって、沖積社版で揃えたかったんですね。ただ、古本検索で探すと全巻揃いを見つけるのは難しくはないのだが、大抵は「B印」ありの物なのが微妙に「うーん……欲しいけど……」の理由だったのですね(B印……所謂ゾッキ本の為、本や箱のどこかに印を付けてあるという事)。
 つまり今回入手したのは、B印のない本で、かつ全巻揃い、おまけに一般的な相場より安い(これがトドメだったな)ので思わず衝動買いしたという訳です。

 で、届いた物を見てちょっと嬉しくなったり。B印がないのに本自体はほとんど新品(何故か1冊だけ本にもパラフィン紙がかかってるけど、それを除けば一応古本……なんだがスリップがほとんど動いてないようで(つまり何かの形でずっと読まれないままの形だったと思われる)、事実新品同様っぽい品。つまり結構掘り出し物だったという事で、本の状態を見ていて「……おお……マジか……」と思ったり。

 ともあれ、これで長い事「欲しいなーでもちょっと高いしなー置き場もないしなー……」とぼんやりと思ってた物が入手出来たので嬉しい。
 …………今置き場にすごく悩んでますがね(自業自得)←今回のオチ
 (まあ、でも「読んでない作品がある巻だけ買う」より安いからなぁ……という事で)


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うしとら
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