うしとらのたわごと 2014年1月


今度はMSX2版を……

 てな訳で(どういう訳かは下の記事参照)、「殺意の接吻」MSX2版のOPがX68版とその他の機種のOPを合わせた感じの物だという事を知ると、当然「マンハッタン・レクイエム」はどうなんだろうと思ってしまう訳で……という訳でタイミング良く出てた品を入手。うん、本当タイミング良かった……(涙)
 ついでに「殺人倶楽部」のMSX2版も「折角だから」と入手(苦笑)
 で、例によって撮影。ちなみに全てディスク版。あと「D.C.コネクション」はACのProject EGGで出てるのでパスなのです(つまり「EGGでまだ扱ってない」も入手した理由なのね)。

MSX2版3種

 一応補足すると、黒い手帳は左が「マンハッタン・レクイエム」に、右が「殺意の接吻」に付属する物で、このうち「殺意の接吻」の物はMSX2版にしか付いていないのです(下の記事でも書いたけど)。
 あと「マンハッタン・レクイエム」のMSX2版は他機種のとは違って(参考:以前の記事に他機種版のパッケージの画像を出しています)、普通のパッケージになっているので扱いやすいです。また「殺意の接吻」も他機種と違い帯が付いてますね(他機種はいずれも帯がない)。

 という訳で、実機(FS-A1ST)上で動かしてキャプチャー。いずれもニコニコ動画に出しています。ついでに前に出した「殺意の接吻」のURLも。
 MSX2版「殺人倶楽部」OP
 MSX2版「マンハッタン・レクイエム」OP
 MSX2版「殺意の接吻」OP
 注意として、「殺人倶楽部」にはそもそもBGMがないようです。「マンハッタン・レクイエム」はBGMはあるけど、この時はまだMSX-MUSIC(FM音源)対応ではありません。「殺意の接吻」からMSX-MUSIC(FM音源)に対応。
 あと動画は音量が小さいかもしれないけど、エンコード時にボリュームをいじって(大きくして)音が変になっても私には「わからない」のでそのままです(一応キャプチャー時にボリュームはMAXにしてあるんだけど、それでも音量が小さいみたい……?ううむ)。あしからず。

 こうして見ると、「マンハッタン・レクイエム」の文章はPC-98版準拠の方(文章の末尾にピリオドなし)、演出はMSX2オリジナル。後にPC-98のDISK&BOOK版にこの演出の一部が入ってるのね。
 「殺人倶楽部」の方は、そりゃ移植・販売がマイクロキャビンだから当然ではあるんだけど最初にロゴが出てるのがちょっと面白かったので……(エンディングのスタッフロールでリバーヒルソフトの名出てくるのかなぁ……最後まで遊ばないとわからないけど)

 ううむ、しかし……ちょっと困った。というのも、当然イメージファイル化してエミュレータでも動かす訳ですが(というか実機は寿命が怖いからねぇ……)、「マンハッタン・レクイエム」だけ資料の通りにやっても動かないんだよね(当然実物は動くけど、コピーしてプロテクト解除しようとした物は実機でもエミュでも動かない……)。ううむ……(汗)「殺人倶楽部」「殺意の接吻」はとりあえずイメージファイルの方も起動確認したんだけど。
 (ちなみに資料はネット上で流れてる「書き換え場所」と、その元記事であるバックアップ活用テクニックパート14。ちなみに前者は数字が間違ってて(他のソフトの数字を間違えて入力してる……)、後者を取りだしてそっちの数字でもやってみたけどダメだった……(ちなみに書き込みプログラムが掲載されてて、そっちでもやってみたがNGだった。こっちは当然ですがプログラムと記事の数字は一致)ううむ……別プロテクトか……?解析しなきゃいけないのか……orz


もう1つのレクイエム、再び

 MSX2版の「KISS OF MURDER 殺意の接吻」(以下KOM)を入手。わーい。
 いや前からちょっと欲しかったんですよね。何故かというと、MSX2版だけ「KISS OF MURDER」のロゴ入りの黒い手帳があるから。「マンハッタン・レクイエム」(以下MR)だと他の機種でも「Manhattan Requiem」ロゴ入りの黒い手帳があるんだけど、KOMだとMSX2版だけの特典になってるんですよね。
 多分だけど、これはMSX2版が「単独で動く」、つまりそれ単体での商品になっている関係で、MRを買ってないけどKOMは買ったというユーザーも出る可能性があるから、どちらを買っても黒い手帳が手に入るように……という事なのかな。

 で、折角だからイメージファイル化して動かしてみる。そしてちょっとびっくり。
 MSX2版って、基本はPC-88版などと同じOPなんだけど、一部にX68版の要素も含まれているんだなぁ。
 具体的に言うと、「最初のJ.B.ハロルドのロゴ」の色使い、「KISS」のKの字の一部が赤い、背景の女性の左耳にあるイヤリングが赤くなって目立つようになってる、の3つがX68版の要素ですね。
 ううむ……そういえば各機種の出た順番ってどうなんだろう?という事で調べてみる。
 そしてわかったのは、大雑把に書くと……あ、88版は「PC-8801ゲームライブラリ」、FM版は「Oh!FM-7」、X1/X68版は「Oh!X」記事(正確な発売年月日は書かれてないのであくまで目安ですが)、MSX2版は「MSX Magazine」及び「MSX Fan」を参考にしてますが、いずれも正確な物とは限らないので念の為。あくまで「大体この辺りに出たと思う」という程度の情報です。

 殺人倶楽部
 PC-88:1986/8
 FM:1986/10頃
 MSX2:1988/05/14(マイクロキャビン)

 マンハッタン・レクイエム
 PC-88:1987/7
 FM:1987/10頃
 X68:87/11頃?(1988/1月号に紹介、X68版と一緒の記事)
 X1:87/12頃?(同上)
 MSX2:1988/4/8

 KISS OF MURDER 殺意の接吻
 88 1987/12
 FM 1988/3
 X68 1988/2頃(4月号に詳細記事掲載)
 X1 1988/5頃(5月号に紹介・発売予定の報)
 MSX2 1988/7/1

 D.C.コネクション
 PC-88 1989/6
 (他の機種は調べるの忘れたけどめんどくさいしパス。98と98DISK&BOOK版とMSX2版しかないし)

 こうしてみると、MRは割と固まってて(X68版も結構早い時期に出てるのがびっくり。ちなみにX68000初代の発売が1987/3との事)、MSX2版が結構後になってるのね。
 で、KOMはこれまたちょっと以外で、PC-88版の後はX68版、その後にFM版とX1版、そのさらに後にMSX2版……という感じなんですね。
 X68版とMSX2版どっちが先なんだろうと思ったけど、なるほど、こうして見るとMSX2版がX68版のニュアンスを取り入れてるって事なのかなぁ……と思ったり。

 で、MSX TurboRのFS-A1STも入手したので(念願のTurboR実機だ!……来月の自分にごめんなさいしとくけど……(目を逸らしながら))、実機でキャプチャーしてみる。それがコレ。
 「MSX2殺意の接吻OP」(ニコニコ動画)
 音は一応録れてると思うけど、非保証なので念の為。


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