うしとらのたわごと 2013年7月


CPU温度でヒヤヒヤ

 もう暑くなってきたなぁ……とぼんやり思いながら、CPU温度を見るソフトを起動。えーと……70度……結構高いなぁと思って、ソフトを起動させながら様子をみてたら、なんか普通に80度とか90度とか出てくるし、JaneStyle起動時にだけ一瞬だけど100度とか出てきて心臓に悪い。ううむ……
 という事で、まずダストブロワーでホコリをPC内部から追いだして、軽く掃除してみる。CPU温度はあまり変化なし。って事はグリスの経年劣化か……あまりCPUクーラーいじりたくないんだけどなぁ。

 仕方ないのでグリスを買ってきて(ちなみにainexのセラミックグリス(AS-04A)を選択。そこまで上等でなくてもいいので)、CPUクーラーもバックプレートと共に外して、と。
 これまで使ってたのはThermalrightのHR-01 PLUS(当時の扱いはScythe)なんだけど、また使うとなるとファンも交換したい(というか1350rpmのファンじゃやっぱちょっと弱いみたいだなぁ)し。前に特価の時に買ってあったSytheの「刀4」、これまた前から買っておいてた「CPUクーラースタビライザー775」も発掘して、これらを使う事に決定。
 ちなみにHR-01 PLUSを止めるもう1つの理由は、Thermalright製品の関連商品が入手しにくくなってるから(一応LGA1156に対応させる為のパーツは確保してあるけど、問題はファンを止める為のハリガネがもう入手は厳しい(輸入するしかない))。あとやっぱちょっと取り付けしにくいから(いやファンはCPUクーラーをM/Bに装着してから付ける必要があるんだけど、このハリガネがわりとハメにくいんだよね)。

 まずグリスクリーナーでグリスを綺麗に拭き取って、新しいグリスを少しだけ塗って(どうせC2D辺り以降は「グリスはそこまで多くなくても良い」物が大半だから。むしろ多すぎる方が問題になる)、新しいCPUクーラーを付けて、と。とりあえずBIOS画面で温度を見てみると……おお、40度。うん、良さそうだな。
 そして改めて全部組んで、ケースも閉じて、BIOSで配線に問題がない事を確認して……Windows7起動して、こっちではアイドル時45度辺り、ちょっとした負荷(JaneStyle起動時とか)でも60度はあまり超えない……って事で、安心。

 まあこれで新PC組みたい気持ちは少し抑えられたけど……というのも、キャプPCはi7-2600なんだけど、こっちはアイドル時40度ぐらいなので「……メインPCもCore i5辺りにしたいなぁ……そうすれば発熱ももっと減るかなぁ……」と思ってしまったりするのですね。まあ今はやらないけど(予算的な問題で)。
 (書き忘れたけど、メインPCはXeonのE3110(C2DのE8400相当)。Core i5だと同じクロック数でも性能はもっと上だし、発熱も低いはずなので……)


情報がまとまって一冊に

 「ゲームシナリオのためのクトゥルー神話事典」が出たので買って、ちびちびと読んでやっと読了。
 「情報がまとまって一冊に」……と言うのは簡単だけど、実際には結構細かい情報がかなり多くまとめられているので結構な量。今までに出てる情報もあるけど、それらは結構バラバラに書かれてた(○○の情報はこの本のコラム、別の情報はまた別の本の……とか)関係で参照しにくかった情報も、今回1冊の中にまとめられた関係で参照しやすくなってます。
 例えば、未だに今強いダーレス絡みの誤解を解きたいなら、えーと。例えば四大霊については大前提としてP.24〜25の情報、そしてP.53の情報を合わせて読むと「あ、つまり元々はダーレスも曖昧にしか言ってなくて、○○○○の際に○○○○に言われたから○○○○を作ったのか」(=つまりダーレス単独の行動「ではない」)と情報(要素)が出来る流れがわかるようになってたり(伏せ字にしてるのは「詳細は自分で読め」という意図なので念の為)という具合で、つまり「きちんと読めば」今までの各種の誤解は解けるようになってます。……「きちんと読んでも尚あれこれ言う人はもう知らん」とも思うが。

 他には、帯に「素因数分解」のコピーがあるように、個々の要素についての詳細がありますが、これがまた細かくて、大雑把に言うとそれぞれの要素が「どういう作品に出て」「どのように扱われていて」「どのように変化していったか」という流れも子細が書かれている……という事で、これまでのこの手の事典だとどうしても難しい、「個々の作品によって示されている内容が違う」という部分のフォローがかなりなされてるんですね。
 これまたかなりの労作で……えーと、協力者の一人が「リン・カーターのばかやろー」と叫んでたのが思い浮かばれます……(汗)(実際に読んでみて「……リン・カーター……(汗)」と思ってしまう程に量が多い……(汗)ええい、『「クトゥルーの子供たち」(刊行準備中)』の一文が凄く恨めしい!!早く(ハリー)!早く(ハリー)!)
 まあリン・カーターはともかく、本当にそれぞれの要素も変化が結構凄いので、このように「変化の流れ」「作家毎の扱いの違い」が見えるようになってるのは凄く嬉しかったりする。

 他にも「え、コレってアレの出自ってアレだったの……?(汗)」などといった情報もあったりするけど、この辺は後からだと結構追いかけにくい(……というか、この出自に気付く機会なんてあるのか?後からの人(注:私も含む)には無理だよ……ね……?(汗)←何の話かは「ルルイエ文書」の項参照)

 勿論ダンセイニ絡みの記述も今までのこの手の本より多いので、読んでてハァハァしてたり(をい)。しかしやはりと言うか何と言うか、「マアナ=ユウド=スウシャイの印」は唐突だよなぁと改めて思う……(苦笑)(何の話かは「ナス=ホルタース」の項を読みましょう)
 (ちなみに1つだけ、河出文庫版でもハヤカワ文庫版でもない表記があるけど、これはまあP.5下部の記述で納得)

 さて次は「古きものたちの墓 −クトゥルフ神話への招待−」も勿論入手済みなんだけど、あー……少し(数日)頭を休めてから……(苦笑)いや情報の量多い上に濃い本読むとやっぱ疲れるわ(苦笑)


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うしとら
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