うしとらのたわごと 2010年11月


2010年11月


剣の鬼再び

 「JESUS 砂塵航路」新刊を買ったので早速読む。
 おお、「死がふたりを分かつまで」の護がとうとう活躍してる……!と思ったら今度はイージスもどんどん絡みそうな展開になってきてて次の巻が(以下毎回言ってる事なので略)
 ……しかし色々とカオスな「学校」になってきてんな……(苦笑)


「捕食者」たち

 「プレデターズ」のBD版を見る(初回版なのでDVDとのセット品)。
 うむ、満足。

 いやー本当、「プレデター」シリーズとAVPシリーズ両方見てるけど、今回は久々に1作目を見た時の興奮が蘇ってきたなぁ。プレデターの「狩り」の様子の描写が特に。1作目も「狩り」の様子の描写があるから余計に怖い場面あったもんなぁ、と思ったり。
 あと今回は変に話の中に説明を入れるのではなく、むしろ説明をスッパリと除外して物語(アクション)自体を見せる方向性で統一してる印象で、それが興奮を持続させる効果にもなってるなぁ。ちなみに見てて「普通ならここで説明入りそうだなぁ」と思った場面は、いずれも説明の部分が「未公開シーン集」に入ってて吹いた(笑)まあ確かに普通はここで説明入れたくなるけど、カットする事でテンポがスムーズになってるのがよくわかる場面ばかりだけど。

 しかし今回、主人公(というか「メインになってる人物」と言う方が正解な気もするけどね、今作の場合)がちと嫌な感じだなと思ってたらそれも物語のうちだったとか、そういう物語の見せ方も上手いなぁ。と思ってスタッフを見てみたらロバート・ロドリゲス製作……妙に納得。他にも伏線の使い方が地味にさりげないやり方だったりしててニクいなぁ(しかも「見ればわかる」使い方というのがまた上手い)。

 ちなみに個人的にだけど、この話自体は無理に続きを作ったりしなくてもいいと思う……が、どうなんだろうなぁ。変に「続き」を作ると色々と残念な続編になってしまうタイプの話だし。
 実際、オマケで貰ったアメコミ小冊子があって、この内容がまさに映画の「続き」(というか「その後」)の話なんだけど、これを見ると「……うーん……」なんだもん(汗)ちなみにこの小冊子は予約特典だけど、一部店舗は予約自体取ってない為に購入特典扱いになっているようです。私は偶々そういう店で購入したので小冊子を貰えたのですが。

 あと今回はPS3でBD再生で見たのですが、これが結構操作性良かったので、そういう意味でも満足。
 いやBDで見た作品は少ししかないけど、これまでに見たのって「続き再生不可(何が何でも最初から見せてやる)」とか、チャプターの意味があまりない(世の中には「10分毎のチャプターしか入れてない」BDソフトもある。当然「見たい場面」まで行くのが凄く面倒……しかも最近出たヤツだorz)とか、それだったらDVDで済ますわってのもあったもんで……(汗)まあこの辺は初期のDVDソフトを思い出すなぁ(苦笑)
 そういう意味ではこういう作りのBDソフトを見られたのは結構嬉しかったりするんだよね。実はこういう部分って、「BDで買おうか、手軽に見られるDVDで済ますか」の境目だったりするんだがメーカーはわかってるんだろうか?

 ……で。
 …………TVCMで出てた「照準が盛り沢山」の場面、アレって…………
 いわゆる「嘘予告」「嘘映像」だったんですね………………orz


またもや「ヤン川」

 未谷さんから本が到着。で、その少し前にも注文していたのが到着していたので、合わせて撮影。
 何かと言いますと、「ヤン川を下る長閑な日々」のトルコ語版(こちらは未谷さんから)と、そしてイタリア語版。

 その画像がこれ。
ヤン川4冊
 ちなみに左上がイタリア語版、その右がトルコ語版。左下は日本語版でその隣が前にも紹介したドイツ語版(旧版)。

 しかしこうして並べてみると、実は絵の使い方や装丁も似てるようで実は色々と違ってるんだなぁ、と思ったり。
 画像ではわかりにくいと思うけど、トルコ語版は白っぽい地紙なので、若干色も明るくなっています。その代わり絵の部分をじっくり見ると、実は線が結構減ってたりする(画像で船と人の部分が白っぽいのがわかると思います。ちなみにこの部分は線が少ないだけでなく、白を追加しているのも白っぽくなってる理由なので念の為)。
 ドイツ語版も、じっくり比べると実は日本語版より絵の部分の線が多い(だから若干暗く感じる)。
 そしてイタリア語版は……最初見た時「え?(汗)」と思ってしまう程カラフルでやんの……ちなみに判型も小さくなっているだけでなく、イタリア語版のみ通常のペーパーバックの作りになっています(他のはいずれも国内版と同様に表紙・裏表紙がそのまま折り返しになっている)。
 ただ、イタリア語版に関しては国内版等と共通の装丁の物も出ているようなんですよね。ううむ…ググってみたところ、共通の装丁のは1981年に出た物で、今回入手したのは1991年に出た物のようです。(奥付見るに、どうも「別の出版社」から出たっぽい。うーむ、そんな事もあるのか……(汗))

 うーむ、しかし他にも気付いたけど、ボルヘスの編んだ「バベルの図書館」シリーズって、各国で必ずしも共通の順番になってる訳じゃないんだなぁ。日本語版では26(番目)だけど、ドイツ語版では8、トルコ語では25、イタリア語では30(旧版では29らしい)なのね。

 ともあれ、トルコ語版を譲って頂いた未谷さんには大いに感謝。
 あと余談。実はスペイン語版も見つけてはいるんですが…………手が出ないなぁ。というのも、「1万」(勿論単位は「円」)……無理ですがな、流石に(汗)


再び"One, two Freddy's coming for you."

 BD/DVD同梱の「エルム街の悪夢」を購入。ちなみにちょっと見つけにくかった……(汗)結局秋葉原のヨドバシで買ったんだけど、そっちでも棚での置き場がちょっと違ってた(新作コーナーに1本しかないと思ったら、他は別のコーナーに大量に……)のでちょっと戸惑ったし。

 まあそれはともかく、「悪魔のいけにえ」「ハロウィン」「13日の金曜日」に続いて「エルム街の悪夢」もリメイクが出るのねぇ……なんて思ったり。リメイクされるって事はもう本当に古典の域って事だし。
 ちなみに、他のリメイク作はDVDが出ても買わないでDVDレンタルで済ませてた(あ、「悪魔のいけにえ」は別。当時はDVDレンタル利用してなかったから)けど、「エルム街」だけは元々の作品が「ある程度じっくり見ないと楽しめない」作品だった事もあって、レンタルで済ますよりも買ってじっくり見た方がいいか……と思って購入。まあDVDレンタルだと映像特典がカットされてるからってのも理由だけど。

 で、見た感想。
 確かに話には聞いてたけど、確かに1作目の「怖いフレディ」のリメイクだねぇ。本当に情け容赦ないし。今回は映像の見せ方も「怖がらせる」為の使い方が基本になってるし、本当1作目を彷彿させる。
 ただ、じっくり見ていくとわかるけど、今回はフレディもメイクの方向性が旧作とはかなり違うのね。途中からフレディの顔が見えるようになっていく辺りで、なんか違和感が……と思ったら、メイクのコンセプトが旧作とは違うのか(今回は「のっぺり」という印象だが、これはメイキングで理由が語られているのでそれを見るとまあ納得は出来るかも)。
 それと、今回は「リメイク」ではあるけど、物語などは旧作そのままなぞってる訳ではないので、旧作見てるから予想がつくだろうと思ったら結構大間違いだったり(苦笑)
 ……ただ、補足するとメイキングで今回追加された要素が説明されていて(劇中でもちゃんと語られてる。忘れる人多そうだけど)、これによる影響が劇中で出てる訳で。これはこれで結構いい感じだったりする。まあ旧作でも「現実だと思ってたらいつの間にか夢の中だった」ってネタは結構出てたけど、今回はそれが頻繁に起こる場面の理由付けになってる部分が新しいって事ね(実際に見ないとわからないと思うけど)。

 逆に今回ちと微妙かなーと思うのはフレディが登場人物たちを殺していく動機が説明されている部分。
 ……「コレ」をルールとして解釈してしまうと、本当に物語が「これで終わり」になっちまう気がする(=続編作る事になった時「なかった事にされる」)気がするんだが……(苦笑)確かに今回は「元々続編作る気はない」と言ってるからこれだけでもいいんだろうけど。
 ……まあいつものように「(観客が)ルールと勝手に解釈してただけだろ」って理屈で終わるような気もするけど(苦笑)
 えっと、「コレ」については一応コメントアウトで。→

 いやー個人的には面白かった。前述のように続編作る事を全然考えてない辺りがまたいいなぁと思ったり(旧作も元々は1作目の時点では続編を考慮してない、はず。旧作でのあのオチはあくまで「悪夢は終わってないよ?(ニヤリ)」って意味であって続編が作れるようにしてる訳じゃないと思うし)。

#見出し…例の歌。今回の字幕では「1、2 鬼はフレディ」になってますね。
#あと今回は歌は一部しか出てないなぁ……まあ今回は本筋じゃなくて伏線と
#して使ってるから仕様がないけど。


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